ドーベルマンと聞くと、どんなイメージを浮かべますか?
「大きくてがっしりしている」「スマートでかっこいい犬」など、可愛いよりもかっこいいイメージを思い浮かべますね。
中には、怖いという攻撃的なイメージがある人もいるかもしれません。そんなイメージのあるドーベルマンはどんな性格・特徴をしたわんちゃんなのでしょうか。
この記事では、ドーベルマンについて詳しく解説していきたいと思います!ドーベルマンについて知りたい・飼ってみたいと考える方はぜひチェックしてみてくださいね。
こんにちわ!私はドーベルマンのベガだよ!
一緒にドーベルマンについて知っていこう!!
ドーベルマンってどんな犬?
ドーベルマンって見た目はかっこいいけど...
なんだか、怖い犬種なのかな??
映画とかでも怖い役をやることもあるし…
でも、私は本当のドーベルマンについてしっかりとわかってほしいなあ~
まず、ここでは
- 特徴
- 性格
について解説していきます。たくましくて、かっこいい犬種ですが、実際にはどのような特徴や性格を持っているのかを詳しく見ていきましょう!!
特徴
ドーベルマンの特徴は、
- 筋肉質な引き締まった体
- 鋭くとがった耳・短い尻尾
があげられます。ドーベルマンと聞くと一番にイメージされるのは、黒くて短い毛に覆われたがっしりした体・尖った耳なのではないでしょうか。
「犬のサラブレット」と呼ばれるほど引き締まった体は、スタイルが良く、美しいラインをしています。足も長く、立っている姿は本当に馬のようです。
ドーベルマンには2タイプあり、細身でしなやかなアメリカンタイプとがっちりと大きめなヨーロピアンタイプとわかれます。
ドーベルマンの平均値
オス体高:66~71㎝、体重:40~45kg
メス体高:61~66㎝、体重:32~35kg
大きさには個体差があるよ!
ドーベルマンの大きな特徴でもある尖った耳・短い尻尾は警備犬として働く際に、相手への威嚇を含め、もし何かあったときに致命的な傷にならないように断耳・断尾されているからです。
本来は、垂れ耳で細く長い尻尾をもっています。日本には今のところ該当しませんが、ヨーロッパなどでは動物愛護の関係から断耳・断尾は禁止なところが多いです。
胸が深い犬種であり、横からみると胸が膨らみ、ウエストとの差がはっきり。とても筋肉質な体をしています。
私の耳は垂れ耳だよ!!尻尾は飼い主さんに出会う前に短くしちゃったよ!
ドーベルマンの中には、狼爪がない子もいます。
(狼爪は前足・稀に後ろ足にある足の上部分に生えている爪のこと)
狼爪も、ケガをしないように取り除くことが多い部分です。
性格
かっこいい見た目をしてるドーベルマン。どんな性格をしているわんちゃんなのでしょうか。
ドーベルマンの性格は、
- 賢く、穏やかな犬種
- 警戒心・縄張り意識高め
- 優しく・甘えん坊な一面もある
怖い犬種と思われることが多いのですが、実際にはとても穏やかで優しい犬種です。賢く、頭の良い犬種ですので、しつけや訓練を行うことで頼もしいパートナーとなります。
家族には甘える一面もありますが、家族以外の人や犬に対しては強い警戒心を抱きます。縄張り意識が高いため、攻撃的になってしまうことも。番犬にはぴったりです。
ドーベルマンの性格を理解した上で、正しいしつけを行うことが飼う上では重要なポイントとなります。
私は、他のわんちゃんは少し苦手…。
男の人も怖いんだ。
ベガは車の音やバイクの音、すれ違う人にも警戒します。
ドーベルマンにとって子犬期の社会化はとても大切。
ベガは、その時期をショップのケージの中で過ごしていました。
子犬の時から、色々な音や人に慣れることは警戒心を和らげることに繋がるよ!
ドーベルマンがなりやすい病気について
ドーベルマンがなりやすい病気は、
- 股関節形成不全
- 脱毛症
- フォン・ヴィルブラント病
などがあげられます。ひとつひとつみていきましょう。
股関節形成不全
股関節形成不全は股関節の骨同士が上手く噛み合わず、ゆるみが生じることで軟骨がすり減り、痛みが生じる病気です。
成長過程で発症しやすく、発症する原因は遺伝的なものであると考えられています。
股関節形成不全になると、歩き方に異変が生じます。
腰を振って歩くモンローウォークや、頭を下に下げて歩くなどの変化があれば速やかに動物病院への受診しましょう。
ドーベルマンのような大型犬は体重が重く、腰などの関節に負担がかかりやすくなります。そのため、日常生活でも負担がかからないように注意が必要です。
拡張型心筋症
拡張型心筋症は、心臓の筋肉に異常がおこり、心臓が収縮する機能が低下してしまう病気です。
心臓が機能しなくなってしまうため、全身に必要な血液を送ることができなくなってしまいます。
そのため、肺水腫や呼吸困難・腎不全になってしまうことも。
レントゲン検査で発見することができる病気ではありますが、初期症状は気づきにくく、気づいたときは症状が悪化していることも少なくありません。
大型犬は発症しやすい病気ではありますが、原因はわかっていません。
現在は体に必要な栄養素が不足することで発症したり、遺伝的なものがあるのではないかと考えられています。
フォン・ヴィルブラント病
フォン・ヴィルブラント病は、遺伝性出血疾患で血が止まりにくくなる病気です。
フォン・ヴィルブラントとは出血した際に止血を行う必要な因子のことで、血を止めるために重要な役割をもっています。血中にこの因子が全くない・少ない状態をフォル・ヴィルブラント病と言います。犬の遺伝性出血疾患では、一番発症することが多い病気です。
ケガなどで「血が止まりにくいな」と感じることがあれば、動物病院へ相談・受診するようにしましょう。
日常的にはあまり影響はないため、大きなけがをしないように注意が必要です。
ドーベルマンを飼う時のポイント
ドーベルマンは賢く頭の良い犬種ではありますが、警戒心が強く、縄張り意識が強い犬種でもあります。
そのため、人に噛みついてしまったり、ケガをさせてしまう危険性があることを頭に入れておきましょう。他人への危害を加えないようにコントロールするためには、しっかりとしたしつけが必要です。
犬の社会化をしっかりと培うためにも、小さなころからさまざまな経験をさせてあげましょう!!
ドーベルマンという犬種だからこそ、必要になります。
飼い主との信頼関係も、愛犬の警戒心や縄張り意識を和らげることに繋がります。犬は主従関係を大切にする動物ですので、飼い主が自分のことをしっかりと守ってくれると思えば、ある程度の問題行動は解決することが多いです。
吠えなどの問題行動は、ストレスが原因で起こることも少なくありません。そのため、適度な運動をしっかりと行うようにしましょう。
散歩は1日2回1時間、たまにドッグランやランニングで走りを取り入れると〇
被毛が薄く、寒さ・暑さには弱いため、室内飼いで気温・湿度管理も大切になります。体重が重たい犬種ですので、皮膚の床ずれや炎症が起きないように生活する環境も整える必要があるでしょう。
ドーベルマン飼い方ポイント!
- パピーからしっかりとしつけを行う必要がある
- 適度な運動時間をしっかりと確保できる
- 室内飼い、温度・湿度管理がしっかりとできる
休日は散歩に加えて、ドッグランで2時間ほど走らせています。
ドッグランは、運動やストレス発散以外にも犬慣れのためにも大切なんだ!!
小さなころから色々なわんちゃんと関わることは、犬の社会化を育むためにもとても大切なことなります。
ドーベルマンの歴史
ドーベルマンの原産国はドイツ、犬種の作出者はカール・フリードヒ・ルイス・ドーベルマンです。
彼は税金徴収官として働いており、普段から現金を持ち歩くことが多かったそうです。現金を持ち歩くとなると襲われたりする危険性が高く、彼は不安を抱いていました。
そこで、自分を守るために優秀な警備犬が必要だと思い、ドーベルマンを生み出したと言われています。労働犬として、警備犬として品種改良が続けられ、現在のドーベルマンが誕生したのです。
警備犬として、活躍していたときにはさまざまな危険にむかっていくこともあったでしょう。ドーベルマンが兼ね備える強い警戒心と縄張り意識、攻撃性は遥か昔、遺伝子に植え付けられたもの。
ドーベルマンの歴史をしっかりと知り、彼らを理解してあげることは彼らと暮らすために一番重要なことなのかもしれません。
ドーベルマンは見た目で判断されることが多い犬種なんだ。
ピットブルテリアなど、
イメージや見た目で危険な犬種だと判断されるわんちゃんも少なくありません。
見た目やイメージで判断せずに、もっともっと理解が深まればいいな!!
ドーベルマンは賢くて、甘えん坊!!
いかがだったでしょうか?
ドーベルマンはこんな犬種
ドーベルマンは、飼い方を間違ってしまうと大きな事故に繋がってしまう可能性が。
間違った認識で飼い始めてしまうと、飼い主さんも愛犬も傷つく結果になってしまいますので、ドーベルマンがどんな犬種であるかをしっかりと把握するようにしてください。
彼らは、賢く愛情深い犬種です。あなたとあなたの家族の一生のパートナーになってくれるでしょう。
ドーベルマンの良さがみんなに伝わるといいな!